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オペラ歌手からの切なるお願い

07 01, 2019Posted in未分類
皆さんはオペラやコンサートに行く場合、チケットはどのように入手していますか?

大きな公演であるほど色んな場所にポスターなどが貼ってあり、チケットセンターやチケットぴあなどの情報が書かれています。

しかし知り合いが出演している場合は、是非出演者からチケットを購入してあげて下さい!!!(注: 例外もございます)

よくSNSなどで出演情報と共に「チケットご用意できます」というような投稿が載っていますが、その中に行こうと思っている公演がある場合は、その人に直接「〇〇のチケット〇枚よろしくねー!」みたいな感じでコンタクト取ってもらうと、とても嬉しいのです!

逆に親切心で「出演者のお手を煩わすのは忍びないから、公式のチケットセンターで買おう」というのは、出演者からすると残念で仕方ないのです。本番当日、開演30分前だとしても、「今から行くのでチケット用意しといて!」と言われる方が嬉しいのです。

もし今度オペラやコンサートに行く機会が訪れたなら、出演者に直接チケットの手配をしてみてください!
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モーツァルト作曲オペラ「後宮からの逃走」

11 29, 2018Posted in未分類
先週末、東京二期会オペラ劇場「後宮からの逃走」が終演しました。ご来場いただいた方々には心から御礼申し上げます。

このオペラは僕にとって、とても大切な演目でした。

クラシック音楽を始めて4年経ちドイツへ留学することになった時、ドイツの音楽大学受験に歌ったのがこのオペラの中の曲「Frisch zum Kampfe!(さあ、戦いだ!)」でした。クラシック音楽を始めて4年というのはペーペーもいいところで、声種の事については全くわかっていませんでした。ドイツの音大在学中に劇場で歌う機会をいただけたのですが、そこから声種と役の結びつきの大切さを教わりました。

それまではテノールの役で自分が好きなものを適当に見つけて歌ってたのですが、例えばカラフ(トゥーランドット)やホセ(カルメン)、カヴァラドッシ(トスカ)などなど、おおよそ自分の声種には合わないものでした。そんなものをオーディションで歌ってもオペラをわかってないと思われるだけとわかったので、自分の声に合う役の歌を勉強することにしたのです。

それが「後宮からの逃走」のペドリッロでした。躍動的で軽めの声質、しっかりと聞かせるアリアもある。17年前の自分では歌うのが難しかったですが、そこからずっと歌い続け、オーディションでは必ず1番最初に歌いました。今回のオペラで歌うまでに、公の場だけで100回は歌っているアリアです。

17年かかりました。ドイツで約30役、日本でもそろそろ30役ほどのオペラを歌ってきましたが、自分が本当にやりたかったこのペドリッロという役をようやく二期会本公演にて演じることができました。日本では同じジングシュピールの魔笛と比べて格段に演奏機会の少ないオペラですので、もしかしたら日本で僕が歌うペドリッロはもう無いかもしれません。

「魔笛」のモノスタトスは数多く演じてきた役ですが、それでも毎回新たな発見がありました。ペドリッロももっと役を深めていき、自分の理想とする演奏に少しでも近づけていけたらと願います。

ひとまずはこの感動を筆にしたためる次第でありました。

nikikai_entfuerung1.jpg  nikikai_entfuerung2.jpg

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カヴァー歌手という存在と仕事内容

01 15, 2018Posted in未分類
僕は現在、1月18日に新国立劇場で再演初日を迎えるオペラ「こうもり」にてブリント博士のカヴァー歌手をしています。

ちょっとこういう世界に造詣のある方であれば聞いたことがあるかもしれません、カヴァー歌手。たまにアンダースタディ歌手とかもあります。

カヴァー歌手とは、もし本役の歌手が風邪や不慮の事故などで舞台に立てなくなった場合、本番に穴を開けないように代わりにその役を演じ歌う歌手達のことです。なので稽古の期間、ずっと本役達の動きを眺め、たまにカヴァーだけの稽古をし、本番では舞台裏に待機しています。

アンダースタディとは、カヴァーとほぼ同じことをしてるのですが、本番の舞台に立つことはありません。どちらかというと「その役を、本番さながらの環境で勉強する」ことを目的としているからです。

さ、今日もカヴァー歌手として、熱い視線で稽古を見守ってきます!!

新国立劇場「こうもり」ページ

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ばらの騎士 → ばらの騎士

11 22, 2017Posted in未分類
今年の7月に二期会「ばらの騎士」の公演があり、今月頭にもその地方公演がありました。そして今月末には、新国立劇場での「ばらの騎士」の公演があります。有難いことに、日本で上演機会のあまり多くない作品に2回続けて関わらせていただいています。もうこれでもか!というくらい、リヒャルト・シュトラウスの美しい音楽に浸っています。

そして今回は、日本で唯一のオペラハウスである新国立劇場にデビューいたします!

この劇場は、ドイツのオペラ雑誌「Das Opernglas」に日本の劇場として唯一掲載されている場所です。なのでドイツにいる時から「へー、こんな演目をこの歌手でやってるんだ~」と情報を得ていました。そんな場所で歌うことができるなんて夢のようです!

誰でも初めてはつきものですが、40歳を目前に素敵な初体験をします!(笑)実は3回目の公演で40歳になるのですが。

もし可能な方は、僕の初体験を一緒に祝ってください!!

あ、もちろんオペラも素敵ですYO!!(笑)
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東京二期会「蝶々夫人」

10 09, 2017Posted in未分類
本日、東京二期会「蝶々夫人」の千秋楽となります。

今回のオペラは今までやってきたものとは違い、初めて尽くしのプロダクションでした。

私がこれまて歌い、演じてきたのは、ヨーロッパで生まれ、培われてきた芸術で、自分の人生の中で20年以上研鑽を積んできたものでした。

オペラ「蝶々夫人」もイタリア人作曲家、ジャコモ・プッチーニの書いたヨーロッパのオペラですが、舞台が日本で、衣装や所作も日本の正しい着こなし、動きが要求されます。

歌舞伎や日本舞踊の世界では3歳くらいから初舞台を踏み、その後生涯に渡り修練を重ねてお披露目していかれますが、今回は(そこまでの高みは到底無理ですが)2ヶ月である程度の形にしなければならない。オペラとはいえ、ほぼ初心者の感覚で稽古をしていました。

オペラ初舞台というのはこんなに不安な気持ちだったのかと再認識しつつ(笑)、経験豊かな周りの方々に技術面、精神面で支えられて、なんとか千秋楽まで漕ぎ着けることができました。

この舞台をご覧になった方々に「素晴らしい舞台を体験した」と感じていただけるよう、ゴローという役を体現してこようと思います。

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